成長のＳカーブ

組織の成長はＳカーブ状になっていると考えてみると、次に起こる事が予測できる。

　取り掛かりはじめは中々成果が出ないが、ある時期が来るとグーッ目に見えて成長し始め、一定期間過ぎたところで、徐々に停滞が始まる。と言う考えかたです。
　このＳカーブは、アメーバなどの生物の増殖過程などが、このカーブを描くため「自然の基本的な法則」を表したもともいえます。また、マーケティングの世界では新商品の普及と衰退の予測に使われたりと、さまざな場面で使われています。

　私は業者として、数多くの介護施設を見てきましたが、かなりの確率でこの「成長のＳカーブ」の法則が当てはまっていました。

　全国的に「良い介護をしている施設」、「先進的な取り組みをしている施設」と有名なところでさえ、この法則の通り、停滞の時期を迎え、成長できない、行き詰った自分たちに苦しむ・・・といった事実を目の当たりにしてきました。
　
　あくまで、私の感覚ですは、短い施設で２年、長い施設で９年と個性は当然ありますが、多くの施設が３～４年でこの周期を経験しているようです。

　このＳカーブの法則を知ることで、チームの成長が鈍化したときに、「あ、予定通り、今までのやり方では成長できない時期が来たんだ」と捉えることができます。これが大切、車の運転でもカーブがきたら速度を安全に曲がれる速度まで落としますよね、そんな感じです。

　
　

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